本日訪問するのは、オシロ株式会社さん。日本で一番背が高いWebメディア編集長を自称する山内がおじゃましました(身長は190cmです)。
オシロさんは『日本を芸術文化大国にする』というミッションを掲げ、クリエイターやアーティストがファンと直接つながれるコミュニティサービスを提供しているユニークなスタートアップです。コミュニティの中で人と人との良いつながりが生まれることから、法人企業が組織活性化を目的にオシロさんのサービスを活用する事例も出てきているのだとか。
代表の杉山さんは、過去にアーティストとして活動していたこともあるそうで、いまでもいろんなアート作品を購入してオフィスに飾っているとのこと。そのため、社内は芸術や文化の香りがプンプンするそうです。
それでは、さっそく行ってみましょう!
渋谷駅から表参道方面に歩いて10分弱。246号線から少し入ったところに見えてくるこのビルにオシロさんのオフィスがあります。
白い壁に大きさが異なる正方形の窓が配置された特徴ある外観(2008年にはグッドデザイン賞を受賞!)。はやくもオシャレな空気が。

オフィスがある8階でエレベーターを降りてみると、「なんだこれ!?美術館??ギャラリー??」と言いたくなるような佇まい。
しかもしかも。
オフィスの中に小さな家がある!窓がたくさんあって明るい!そして何より天井が高い!!なんと天井高は約5メートル!!自分がちっぽけに感じます。

創造力を発揮して仕事ができるように、感性を刺激するこだわりのオフィスにしているのだとか。「天井の高い空間は、その開放感から抽象的・創造的な思考が促されやすい」という研究結果もあるそうです(これをカテドラル効果というらしいです。テストに出るかも)。
入り口横には大きな繭のオブジェ。モフモフしていてやさしい気持ちになります。

窓際のテーブルにはオシロのロゴ。やわらかな曲線で親しみやすい印象。

大きなアート作品を発見!
雪山にアタックする登山隊を描いたアグレッシブな作品かと思いきや、モチーフはなんとソフトクリーム。「たいへんなこともあるけれど、みんなで楽しく登っていこう」というメッセージが込められているそうで、代表である杉山さんのお気に入りとのこと。

奥にあるミーティングスペース。大きな窓からたっぷり光が入ってきます。本当に明るいオフィス。

本棚にはオシロさんのコミュニティサービスを活用しているクリエイターさんの著作がズラリ。上部には絵画などのアート作品も。

本物のジュークボックスを初めて見たかもしれません。1960年代につくられたものらしく、「この型で現役なのは日本でもこれだけかもしれない」とか。

社内イベントのときにこれでBGMを流すこともあるそう。オシャレですね〜!特別に電源を入れていただきました!

「中も見てみますか?」とわざわざ開けてくださったのがコチラ。レコードが動いてる!(男の子なので動くものにテンションあがりがちです、私)
当時の部品が少なくなり、直せる職人さんも限られているそうで、長生きしてもらいたいです(ていうか、アンティーク的な価値がすごいのではないだろうか)。

オープンスペースがにぎやかだったので行ってみると大きな段ボールがふたつ。何ですかこれ??

出てきたのは野菜!!

オシロさんのコアバリューのひとつが『Be Organic』。健康に気を遣い、パフォーマンスを最大化しようというもの。その一環で、毎週月曜日には社員のみなさんに無農薬野菜を配給しているそうです。社内では『野菜給』と呼んでいるのだとか。

段ボールの中には、契約している業者さんがつくったその日の野菜リストが。手書き!!(日本全国の無農薬野菜を仕入れている商店さんだそうです)

裏にはオシロさんへのメッセージつき。AIの時代にこれですよ。あたたかい気持ちになりますねぇ。

彩鮮やかな野菜たち。それぞれ持ち帰って自宅で楽しむのだそうです。クリエイターやアーティストをサポートするためにも、健康を大切にする。ステキなカルチャー。

野菜の奥にあったのは会議室。通称「タイニーハウス」。大きな空間の開放感はそのままキープしつつ、執務スペースとの境界線の役割を果たしているのだとか。
カテドラル効果の逆で、天井が低いと具体的かつ緻密な思考が促されるそうです(これもテストに出るかも)。

「タイニーハウス」は茶室にインスパイアされているそうで、出入り口はわざと少し狭く、そして低くしてあるそうです。出入りするときに軽くお辞儀をすることになるため、「一緒に会議をするメンバー同士がお互いをリスペクトし合えるように」という想いが込められているとのこと。
身長190cmの私は深々とお辞儀をしておじゃましました(ちなみに190cmはだいたい自動販売機と同じくらい)。中は広くて快適!そして何より、礼に始まり礼に終わる感じで気持ちがシャキッとしました。

「タイニーハウス」の奥が執務スペースへとつながっているそうです。

その途中にはさりげなく置かれた一人用のソファ。気分を変えたいとき、じっくり考えたいときはこちらで。

ちょうど奥のソファが使用中でした。なんだか絵になるなぁ。

気を取り直して。ここを右に曲がれば執務スペースです。

執務スペースに行くときは必ずここを通る設計になっているとか。通路をあえて限定することで、人と人との物理的な接点がうまれるようにしているそうです。
近すぎず、遠すぎず、すれ違うことができるくらいの絶妙な幅でした。

通路を抜けたところにはパントリースペース。

ナッツディスペンサーや給湯器、そしてデロンギのコーヒーマシン。パントリースペースの前でも、たくさん会話が生まれそう。

執務スペースに到着。やっぱり天井が高くて開放的!!奥にある本棚に行ってみましょう。

キレイに整頓された本棚。さて、どんな本があるかな。

『闇金ウシジマくん』を発見。すぐそばには『刑務所の中』。なかなかパンチの効いたコーナー。

『ひゃくえむ』もありました!あのラストシーンについて誰かと語り合いたい。

本棚のそばにおかれていたアート作品。これはマットではなく、アート作品。

執務スペースの奥には、社員のみなさん用のロッカー。私物はこちらへ。

ロッカー手前の大きなデスクには、雑誌がズラリ。オシロさんのサービスを使いコミュニティオーナーを務める編集者の方もいるのだとか。

1978年(いまから50年近く前)のPOPEYE!当時のお値段、なんと230円!!

雑誌コーナーから見た執務スペース。それではデスクに行ってみましょう。

エンジニアの方のデスクで見つけたのは、HHKB Studioのキーボード。マウスを使わなくてもこれだけですべてOKの優れもの。福利厚生を活用して購入したそうです。

こちらの方は福利厚生を利用してGARMINのスマートウォッチを購入。運動データを記録して、以前よりも健康的な生活になったのだとか。

ちなみにデスクには引き出しもキャビネットもなし。非常にシンプル。次はオシロさん独自の『芸術給』について教えてもらいましょう。

オシロさんのコアバリューのひとつに『Touch the Art』というものがあります。これはアートに触れて心の栄養を取ろう!というもので、なんと月3万円までを『芸術給』として会社が負担(驚愕)。
対象がとても幅広く、美術館、映画、舞台、音楽、マンガ、作品集、書籍、ゲーム、ファッションなどなど。そこで、社員の方に『芸術給』で買ったものを持ってきていただきました。それでは見ていきましょう!!
ある方はレコードを購入し、

ある方はリング(薬指のほう)を購入。水溜まりをモチーフにしたもので若手ジュエリーアーティストの作品だそうです。

エルメスの孫が描いた、ブランドの歴史を振り返るスケッチブック(かわいくてカラフル!)を購入した方もいれば、

作品集を購入した方もいます。

この⽅はアートフェスやライブ、舞台に行きまくってますし、

気に入ったアート作品を購入した方も。

このおふたりは『芸術給』で購入したお洋服を着てきてくださいました。わざわざありがとうございます!

せっかくなのでバックショットもいただきました。みなさんそれぞれのスタイルで「芸術給」を活用されていますね。いや〜、うらやましい!!

こちらはお出しいただいた飲み物のカップ。大量生産品ではなく、一点モノ。こういうところにもクリエイターやアーティストを応援するスタンスが滲み出ていますね。

以上、オシロさんのオフィスでした。
ステキなオフィスを拝見して思ったのは、大切にしているミッションやコアバリューがオフィスや制度にしっかりと反映されていること。たとえば、出入りするときにお辞儀をする「タイニーハウス」は、社員の方はもちろん創作者へのリスペクトの気持ちを忘れないようにというコアバリュー『Creator Respect』から。
また『Touch the Art』の芸術給は、日頃からアートに触れるきっかけになっているそうで、社内でもすごく人気がある制度だといいます。確かに月3万円まで支給してもらえたら、美術館や映画館に行こうという気持ちになりますね。おもしろいのは、「芸術給を何に使い、アートに触れたことで何を思い、何を感じたか」をレポートで提出するルールがあり、社員のみなさんのアート活動報告(?)は社内システムで共有されているのだとか。
他の人の報告を見ることで、新しい興味や新しい行動につながり、それがクリエイターやアーティストをサポートするオシロさんの仕事にも活きてくる。加えて、まわりの人が何に興味を持っているか知ることで、相互理解が深まり、お互いのつながりが強くなる。とてもきれいな仕組みだと感じました。
ちなみに、代表の杉山さんにはThinkDでもインタビューしています。ご自身についてはもちろん、この事業をはじめたきっかけやコミュニティが持つ大きな可能性についてもたっぷりと語っていただいてます。よろしければ、そちらもぜひ!ThinkD編集長の山内でした!




